誰がどれだけ相続するの？

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亡くなった方の遺産はどのように相続されるのでしょうか。まず、故人が遺言書を遺しているかどうかによって大きく異なります。
遺言書が無い場合、財産を誰がどれだけ相続するかは法律によって決められています。
遺言書がある場合、原則として遺言書の内容通りに相続しますが、相続関係者全員の同意があれば遺言書と異なる分割をすることができます。ここでは遺言書が無い場合について誰がどれだけ相続するかについてご紹介しましょう。

1.誰が相続するのか

財産を相続する人を法定相続人と言います。
法定相続人は、配偶者・子・親・兄弟姉妹のいずれかになります。それぞれの家庭の状況で異なるので、一概に言うことはできません。

2.どれだけ相続するのか

相続の方法には、「法定相続」と「分割協議による相続」の二種類があります。
分割協議による相続の場合は、協議を通して相続割合を決めることになります。一方、法定相続の場合は決められた割合で相続することになっています。
相続の順位は配偶者（第1位）→子（第2位）→親（第3位）→兄弟姉妹（第4位）となります。尚、同じ順位の人が複数いる場合は、相続分を人数で割ります。

法定相続人のケース別の相続割合は、以下7通りになります。
①配偶者と子　配偶者：2分の1　子：2分の1
②配偶者と親　配偶者：3分の2　親：3分の1
③配偶者と兄弟姉妹　配偶者：4分の3　兄弟姉妹：4分の1
④配偶者のみ　配偶者：1
⑤子のみ　子：1
⑥親のみ　親：1
⑦兄弟姉妹のみ　兄弟姉妹：1

尚、銀行預金がある場合、相続人全員の同意書を提出した場合のみ、払い戻しが可能で遺産分割の対象となります。

この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。